職務放棄。

「そうよ。私たち7時半からゴハンがちっとも当たらなかったわ」
「末もお腹減ったにゃ。だからばぁばにおねだりに行ったにゃ」

「下僕がご主人様のお世話を投げ出すなんていったいどういうことかしら」
「投げるついでにゴハンもばらまいて行ってくれればいいのににゃ。そしたら末は文句ないにゃ」

「こんどやったら絶対にしょうちしませんからね」
「しょしょしょしょーちしないにゃ。しょーちってなにかにゃ。おいしいのかにゃ」

「わたくしはほんとうにおこっておりますのよ」
女王様、鼻息荒いです。
はいはい。申し訳ございません。これからは肝に銘じて下僕道を邁進させていただきますです。
昨日、深夜まで及んだ作業中、お猫さまたちはたいそう右往左往されていたようです。しかしそのおかげで末はばぁばのベッドに入れてもらえたので棚からぼた餅です。
「ぼたもちにゃ!?」
おっと。末の前では「ぼたもち」は禁句。なんたってぎゅうひに目がないからねえ。
さてさて、今日の下僕はお世話を終えたらとっとと布団に入ることにするわ。昨日は3時間しか寝てねえし。
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